beru.gif自己紹介beru.gif


僕は12年前の八月六日、原爆記念日の暑い日に、自分の不注意で、脊髄損傷になり、まさかの車椅子生活を余儀なくしています、事故当日救急病院のレントゲン技師に「あんたはもう一生、足が立たないよ」と言われたときには、目の前が真っ白になってしまいました、九ヶ月間の長い入院生活の間も、「何をしてもどうせ治らないのだから」と思う気持ちと、退院したら自殺しようと思って、落ち込んでしまって居たので毎日のリハビリも全く身が入りませんでした、そんな僕わずか一年で立ち直れたのは、東広島の障害者施設「あけぼの寮」に入所してからででした。
色々な障害を持つ人が、沢山居る事を初めて知り、そして皆さんが一生懸命頑張って居る姿を見て、不自由なのは僕だけでは無いのだと思い、ようやく立ち直りましたが、しかし多くの友達、姉を失ってしまいました。
立ち直ったとは言え、大海の荒波のように、落ち込み、立ち直りの繰り返しの毎日です。
そして障害者用に家の改造が出来たので、田舎に帰り、何か車椅子でも出来る事は無いかと、
考えた末に木工を始めました、「獅子は死して皮を残し、人は死して名を残す」この言葉のように、此からは少しでも人に認めて貰える木工品特に工芸品作りに毎日励んでいます人とのつながりを大切にしたい為、油木作業所にも通って皆と一緒に作業もしています。
田舎は都会とは違い、まだまだ障害者を特殊な人間と見たり、障害者の居る家庭では、障害者を世間に出さないように、する事さえ有るのが現状です、まだまだ障害者に対しての差別、偏見が有るのが、悲しい事ですが現実です、
生まれながらの障害者の方、又長い障害経験を持つ方は、こんな辛い経験をいくつも体験されて居るのかと思えば、
本当に悲しいです。
障害者初心者マークの僕が、こんな事を書けば障害者の皆さんに怒られるかも知れませんが、我々も悪い所があると思います。
障害者だから補助で貰える物は、何でも貰うのが当たり前と思う気持ち、車でも駐車許可書が有ればどこに止めても自由と思う人、障害者だからボランティアの人に手伝って貰うのは当たり前と思う人、等々僕を含めて少なからず、こんな人が居るのは確かです。
障害者でも出来る、ボランティア、何かのかたちで社会に少しでも、役立つ事は出来無いだろうか、社会参加する方法は無いだろうか、人に助けて貰うのでは無く、人を助ける事は出来ないだろうか?

〔こんな事を考えて行きたいと思って居ます〕